こちらは誤送信・スパムメール対策アプライアンスSPAMWATCHER に関するFAQ集です。

基本的な質問、 導入構成に関する質問、 SPAM検出機能、 各種アップデート費用について、 情報漏えい防止機能、 管理機能、 その他

についてのQ&Aです。

SPAMWATCHER FAQ

 

基本的な質問

SPAMWATCHERはなぜ高速に処理が出来るのですか?
一般的なSPAM対策装置では、全ての送受信メールをDISKに格納してから検査を行っています。SPAM WATCHERは小さいメールなど、条件によってメモリ上で処理してからDISKに格納します。これによりDISKのI/O時間が短縮され、全体の処理が高速になります。
SPAMを検出した場合の動作はどうなりますか?
遮断ルールで検出されたメールに対する処理を指定できます。隔離:使用者ごとにSPAM WATCHERが隔離します。隔離メールはお知らせメールで通知されますので、後から確認して再送や削除などの処置をすることが可能です。
削除:SPAMと判定されたメールを削除します。タグ:件名やメールヘッダに特定文字を挿入して正常メールと同じ処理を行います。使用者はメーラの振り分け機能などでメーラ内に分類することも可能です。
最大処理能力はどの程度参考にすればよいですか?
各社スパム対策製品が公表している1日の最大処理能力は24時間に平均分散されている場合のものです。一般の企業ではビジネスタイムに集中すると考えられます。また1通のメールの負荷も業種によって異なります。十分余裕を持った機種を選定することをお勧めします。
SPAMメールは100%除去できますか?
SPAM検出に100%はありません。一部の異常性の低いSPAMが通過したり、正常であるメールが何らかの理由によりSPAMとみなされることが稀にあります。お客様のメール環境により、そのようなメールの発生率は異なりますので、SPAM検出率も一定ではありません。通常は99%程度(*)のSPAM検出がされています。企業でのメールは80%~95%がSPAMメールと言われています。その大部分がSPAM WATCHERで防御されますので社内効率への貢献は非常に高くなります。
*当社導入サイトでの実績値です。保証される数値ではありません。
正常メールが誤検知された場合、それを確認できますか?
隔離されているお知らせメールで送信者や件名などの情報が確認可能です。フィルタセンタ(隔離所)ではメール本文も確認可能です。隔離されたメールを自身で送信処理をする事も出来ます。

 

導入構成に関する質問

各メール利用者のユーザ登録は必要ですか?
基本的に受信者のメールアドレスの登録の必要はありません。SPAM WATCHERはSPAMメールなどを排除し、既存のメールサーバに転送します。ユーザ側の設定変更も必要ありません。また、フィルタセンタなどユーザ別の環境はメールを受信した際に自動生成されます。
SPAM WATCHERはメール受信と送信の両方に対応できますか?
送受信共に1台で処理します。一部製品のように受信用と送信用に2台設置する必要はありません。
Inbound(インバウンド)やOutbound(アウトバウンド)とは何を意味しますか?
SPAM WATCHERが管理する内部メールサーバのドメインユーザ宛メールをインバウンド・メールと言います。外部ユーザメールをアウトバウンド・メールと言います。内部ユーザから社内の別ユーザに送るメールはインバンド・メールとになりますので、インバウンドのルールが適用されます。
上位ファイヤーウォールの設定はどのようなものが必要ですか?
SPAM WATCHERに必要な設定は以下の通りです。

 

DNSの変更は必要ですか?
ブリッジモード(既存メールサーバへの経路上に設置)の場合は、メールの宛先が既存メールサーバとなリますので、DNSを変更しないでも動作します。ただし送信先のメールサーバにスパム判定されないよう、SPAM WATCHERのIPアドレスをAレコードとして登録してください。PROXYモード(SPAM WATCHERが受信メールサーバに置き換わる)の場合は、MXレコードとしてSPAM WATCHERのIPアドレスを登録する必要があります。
ブリッジモードとはどのような構成ですか?
既存のメールサーバの前段にSPAM WATCHERを設置する構成です。既存メールサーバ宛のメールをリレーするので、DNSのMXレコードなど、現在の環境をほとんど変更することなく導入できます。
またSPAM WATCHERの障害時にはバイパス機能が働きますので、万一の場合でもメールの送受信は継続できます。

 

PROXYモードとはどのような構成ですか?
既存メールサーバの変わりにSPAM WATCHERを配置します。メールはSPAM WATCHERからメールサーバへリレー送信する構成です。
SPAM WATCHERが故障したときはどうなりますか?
PROXYモードの場合はSPAM WATCHERが故障するとメールが受信できなくなります。ブリッジモードの場合は、ハードウェアまたはソフトウェアの障害が発生するとバイパス機能により、既存メールサーバがそのまま送受信します。このためSPAM防御はされなくなりますが、メールの送受信は可能です。PROXYモードでの障害対策として、いくつか冗長構成案があります。販売店に相談して下さい。

 

SPAM検出機能

SPAMだけでなくウィルス防御も出来ますか?
McAfee社の商用ソフトが搭載されています。(モデル500と500AについてOPTION)
SPAMやウィルスの定義ファイルはどのように更新されますか?
Liveアップデート方式で提供されます。それぞれ選択した時間毎に更新の有無を確認します。(最短30分、デフォルト60分)
使用者ルール(遮断/許可ルール)の最大数はどのくらいですか?
使用者ルールとは一般的に言われる個人ルールです。メールアドレス単位で設定が可能です。許可ルール100個+遮断ルール100個まで作成可能です。
管理者ルール(遮断/許可ルール)の最大数どのくらいですか?
管理者ルールとはSPAM WATCHER全体に影響するフィルタで、管理者が設定します。フィルタのAND条件を使用することで特定ドメインや特定メールアドレスだけに影響するフィルタも作成できます。許可ルール100個+遮断ルール10000個まで作成可能です。

 

各種Update費用について

なぜ初年度から保守費が必要なんですか?
SPAM WATCHERに搭載されるウィルス検出技術やSPAM検出フィルタは、フリー版ではなく信頼できる商用技術が使われています。そのため初年度から各社へのアップデート費用が発生します。
ファームウェアのアップデートはどのように行いますか?
ファームウェアの更新があると、管理者ログイン時のポップアップメッセージで通知されます。ダウンロード完了後、「今すぐ適用」ボタンを押すだけです。

 

情報漏洩防止機能

情報漏えい対策機能はどのようなものがありますか?
メール本文の特定文字列や正規表現式などの条件で流出メールをフィルタすることが可能です。さらに添付ファイルを自動暗号化する機能や、うっかり送信を防止するための送信保留機能があります。また管理者は情報漏洩モニタリング機能でメールをフィルタし、情報漏えいを防止することが出来ます。フィルタされたメールは特定フォルダに保管したり、管理者に転送することで内容を確認することが出来ます。情報漏えい対策については今後も機能拡張される予定です。
送信メールの一時保留機能とはどのようなものですか?
送信メールをすぐに送信しないで、SPAM WATCHERで一定時間保留する機能です。宛先を間違ったまま送信ボタンを押したり、後から内容の誤りに気づいた場合など、保留時間内であればキャンセルすることができます。指定時間が過ぎると自動送信されます。
添付ファイルの自動暗号化はどのように行われますか?
送信メールの添付ファイルを自動でパスワード付きのZIP圧縮します。暗号化するファイルを、種類や拡張子などで指定することが出来ます。パスワードは送信者が指定することも、自動で付与することもできます。パスワードの通知先は送信者のみ、受信者のみ、両方へ通知の指定が出来ます。

 

管理機能

SNMPには対応していますか?
SNMPエージェント機能がありますので、SNMPマネージャからMIB情報を確認することが出来ます。SNMPトラップに関しては現在サポートされておりません。
UPSのシャットダウン機能に対応していますか?
APC社製UPSのNework Management Cardに対応したシャットダウン機能が搭載されています。

 

その他

SPAM WATCHERはアプライアンス製品だけですか?
ソフトウェアでの販売も可能です。