越前市教育委員会 AdiLL導入事例

LL教室、語学教育の授業支援システム アディールを導入頂いたお客様事例を掲載しています。

平成20年度、越前市内の中学校全校(8校)にAdiLLが一括導入された。
導入の背景や理由は、どの様なものだったのだろうか。当時、教育委員会の指導主事を務めていた魚谷 充裕 先生(現 越前市白山小学校 教頭)に、詳しくお話を伺うことができた。

LL教室一括導入の理由

「越前市では、平成18年度に教育の情報化整備について本格的な活動が始まりました。
『教育イントラネットの整備』、『校内LANの整備』、『全教職員へのPC貸与』という3つの実現すべきプロジェクトがあり、 これらは平成19年度の夏休み明けより運用を開始致しました。その後、市では更に一歩進んだ情報化の整備に充てる方針を打ち出しました。
教育委員会が単独で判断できることには、限度がありますので何が本当に教育現場に必要なのか、現場の先生方の意見・要望を最大限にヒアリングし議論を重ねました。 その結果、採用されたプロジェクトのひとつが、市内中学校におけるLL教室の一括更新でした。」

ALTを採用なら不要は間違い

『ALTを採用しているので、LLのような機材は不要なのでは。』という意見が、公立学校 関係者の方より聞かれることがある。議論の段階で、このような意見は、挙がらなかったのだろうか。
「そのような声は、現場の先生からは挙がりませんでした。ALTは、全ての英語学習を担当できる訳ではありません。ALTは1校につき大体1名です。 1週間につき1クラス3~4時間の英語授業の内、ALTが担当するのはせいぜい1時間の授業ですので、残り2~3時間の授業は、結局英語担当の先生のみで授業を切り盛りしないといけません。 従ってALTのみを採用しても、全ての授業を補える訳ではないというのが現場の本音です。普通教室ではできない授業が行えるLL教室の存在は、先生自身の授業のバリエーションを広げることができ大変重宝されます。」
ALT=(外国語指導助手:Assistant Language Teacher)

市内の中学校に同一の教育環境を

魚谷先生は市内一括導入の理由を次のように語った
「市内の中学校にAdiLLを一括導入した理由は、市内の教育環境を統一するためです。
AdiLL導入前までは、学校によってLLのメーカも違えば、購入時期もバラバラでした。従って、先生方の異動があるとシステムの使い方を一から勉強し直す必要がでてきてしまい大変非効率だったのです。 そこで、教育環境をすべて統一することで先生方の異動があっても以前の学校と同様の環境でストレス無く授業ができるようになったのです。」
導入後、各校でAdiLLがフル活用されている状況を、現場の先生方から聞き、魚谷先生は、喜びながら次の様に語った。
「各校の英語担当の先生方でLL教室が取り合いになっている状況と聞いており、大変安心しております。これは、導入したAdiLLに先生方が、満足されている証拠です。 多くの予算を使って、全くLLが使われていない状況では、問題になってしまいますから。」

越前市白山小学校 教頭 魚谷 先生

導入後、各校でLLがフル活用されている模様。その詳しい状況については、武生第三中学校の英語教諭 北川三恵子 先生にお話を伺うことができた。 −

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お客様紹介

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所在地〒915-8530
福井県越前市府中一丁目13-7
URLhttp://www.city.echizen.lg.jp/index.html